デザインって、センスでしょ?
そう思っていた時期が、僕にもありました。
でも実際に仕事でデザインをやっていくと、
“かっこいい”だけじゃ通らない現実に何度もぶち当たるんです。
じゃあ、デザインの本質って一体なんなのか?
このブログの第一弾として、そこからちゃんと掘り下げてみようと思います。
「デザイン=見た目」だと思ってた頃の話
僕が初めて「デザイン」という言葉に出会ったのは中学生のころ。
当時は、CDジャケットやポスターの“かっこよさ”に憧れて、
「こういうの作れる人って、センスの塊なんやろな」って思ってた。
そのイメージは、大人になってもずっと残ってて、
駆け出しの頃は「どう見せるか」「どうかっこよくするか」ばっかり考えてた。
でもある日、クライアントからこう言われて打ちのめされた。
「かっこいいんやけど、伝わらんのよね」
見た目じゃなくて「意図」が必要だった
その一言で、デザインって何かを“届ける”ための手段なんやって気づいた。
そこから必死で学び直して、たどり着いたのがこの考え方。
「デザイン=意図された設計」
デザイン(design)の語源は「designare」──“意図して決める”って意味。
つまり「誰に・何を・どう伝えるか」を考え抜くことが、デザインの本質やったんよね。
「なんでこっちが通るん!?」事件
これは実話なんやけど、昔ある提案で
僕が死ぬほど考えて作った“美しい案”がボツになって、
逆に、5分で作ったような案の方が通ったことがある。
正直、めちゃくちゃショックやった。でもその理由を聞いて納得。
「これ、うちのユーザーが“買いたくなる気持ち”になるんです」
……ああ、そういうことかと。
デザインって、「誰が見るか」「どう動かすか」なんやな。
見た目の美しさじゃなく、機能としてのデザインをようやく理解した瞬間やった。
センスより「設計力」が武器になる時代
「センス」って言葉、実は“情報をどう整理するか”ってことなんよね。
だからこそ、ルール・構造・目的設計を理解すれば、誰でも“伝わるデザイン”ができる。
– 情報の優先順位を組み立てる力
– 視線誘導のレイアウト
– 見せたいゴールへの導線設計
これがあれば、「センスがない」と悩んでた自分でも、ちゃんと結果が出せるようになった。
これからデザインを学ぶ人へ
「自分にはセンスがないから…」って思ってる人ほど、
“デザイン=設計”って考え方を知ってほしい。
見た目じゃなくて“届け方”。
アートじゃなくてコミュニケーションの設計やと思ってる。
だから、配色も、余白も、フォントも、全部に“理由”がある。
そしてそれを言語化できるのが“プロのデザイン”やと信じてる。
次回予告:配色って、理論で組み立てられる?
次回は「配色センスがない」と悩む人に向けて、
センス不要で使える色の考え方を解説する予定です。
👉 【色の基本】「配色センス」は“理論”で習得できる(近日公開)
まとめ
- デザインは「かっこよさ」じゃなく「意図された設計」
- センスは“構造”でカバーできる
- 誰かに“伝わる”ことがゴール
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