「余白」って聞くと、“なにもないところ”とか“ムダなスペース”って思ってしまう人、多いと思う。でも実は、デザインにおいて余白は「情報」以上に大事なものなんや。
この記事では、余白がなぜ重要か?どんな心理的効果があるのか?を、ブランド事例やUI/UX視点も交えて解説していくで。
なぜ初心者ほど“余白”を怖がるのか?
初心者のデザインでよくあるのが「余白=埋めるもの」って考えて、文字や画像をギュウギュウに詰め込んでしまうこと。
不安から来てるんよね。「スペース空いてると手抜きに見えるかも」とか「もっと情報詰めないと」とか。
でも実際にはその逆で、余白がないデザインは“見づらくて伝わらない”ことが多い。余白って、見た目の美しさ以上に「読み手の心理」に効いてくる部分なんや。
余白が与える3つの心理効果
- ① 読みやすさがUPする
情報のかたまりが整理されて、視線の流れがスムーズになる。迷わず読み進められる。 - ② 信頼・高級感が出る
ハイブランドの広告やパッケージを見るとよくわかる。「あえて余白を取る」ことで余裕や洗練感を表現できる。 - ③ 安心感が生まれる
人間は“間”があると、呼吸を整えやすくなる。情報が詰まってないことで、無意識に「見やすい」と感じやすくなる。
心理学的な裏づけ:ゲシュタルトとミニマル効果
- ゲシュタルト原則(近接):
間が空いてると“別グループ”として認識され、情報が整理されて見える。 - ミニマル効果:
「情報が少ない=重要そう」に見える人間のバイアス。Appleがよく使ってる手法やね。 - 空間=余裕:
心理的に「ゆとりのあるデザイン」は信頼・安心につながる。
まとめ:余白は“無”じゃない、“意味”がある
余白を怖がらんでええ。
「詰める=頑張った」じゃなくて、「選んで、削る=伝わる」やで。
次回は「写真やビジュアルの使い方」について。ここでも余白が活きるから、楽しみにしとってな!
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