序章:「文字を選ぶ」がデザインの7割
「なんか読みづらい」「ちょっとダサい」…
そんな違和感の正体、たいてい“フォント”と“文字組み”やで。
デザインの印象の7割は「文字」で決まるって言われるほど、
タイポグラフィは超重要な要素なんや。
今回は、「読みやすい × 今っぽい」タイポグラフィの基本を解説していくで!
第1章:タイポグラフィって何?
タイポグラフィとは、文字の選定・配置・装飾などの視覚的な設計全般のこと。
具体的には、以下の要素を設計することを指す。
- フォントの種類(ゴシック、明朝、セリフ、サンセリフ)
- 文字サイズ・行間・字間
- 色や太さ(ウェイト)、強調方法
つまり、ただ「文字を入れる」んやなくて、
読みやすさ・美しさ・意味の伝達をデザインするのがタイポグラフィなんや。
第2章:読みやすさのためにやるべきこと
「デザインっぽさ」よりもまずは「読みやすさ」。
Webでも紙でも、読みやすさを決めるのは以下の3つや。
① 行間(line-height)
文字の大きさ × 1.5倍くらいが基本。
行が詰まりすぎてると読みにくいし、空きすぎると文章がバラけてしまう。
② 字間(letter-spacing)
基本は「読みやすさ」を優先するけど、ロゴや見出しでは個性出してもOK。
ただし、詰めすぎ・開けすぎには要注意やで。
③ フォントの選び方
・本文:読みやすさ重視(例:ヒラギノ、Noto Sans、游ゴシック)
・見出し:印象・世界観を伝える(例:源ノ角ゴ、筑紫A丸ゴ、欧文はSatoshiやMontserratなど)
第3章:「整ってる感」を出す文字組みルール
読みやすさを確保したら、次は“プロっぽく見える文字の整え方”。
ちょっとした工夫で、全体のクオリティが一気に引き締まるで。
① ベースラインを揃える
要素同士の文字の下端(ベースライン)が揃っていると、
視線の流れが安定して、読みやすさと品の良さが格段にアップする。
② スペース設計
見出しと本文、段落間、ボタンと文字…全部「間」が命。
余白がないと一気に窮屈で雑な印象になるから、スペースにこそ神経使おう。
③ 行の長さ(1行の文字数)
・PCの場合:40〜60文字程度
・スマホの場合:20〜30文字程度
この範囲に収めると、視線移動が快適になって、読むストレスが激減するで。
第4章:やりがちなNG例
ここでは初心者〜中級者がやりがちな「読みづらくなる地雷」をまとめてみたで。
- フォントを4種類以上使ってしまう(統一感が崩壊)
- 本文が明朝体・細すぎる・小さすぎる(特にWebでは致命傷)
- 全部センター揃えにしてしまう(整ってるようで視線がぶれる)
- 字間・行間がバラバラ(読むリズムが崩壊)
- 見出しと本文のメリハリがない(何が重要かわからない)
「なんか読みづらいな…」の正体は、だいたいここにあるで!
1つでも思い当たる節があったら、次のデザインから即改善や💪
まとめ:“フォント感”は、設計で変わる
「フォントがダサい」って言われたとき、落ち込む気持ちめっちゃ分かる。
でも実は“文字そのもの”が悪いんやなくて、“使い方”が9割やねん。
✔ 行間が整ってる
✔ 余白が適切にある
✔ フォントに目的がある
この3つを押さえるだけで、どんなデザインもグッとレベルアップする。
「タイポグラフィが整ってる=全体がうまく見える」って言われるくらいやから、
今後の制作にぜひ活かしてな!
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